Wagauji SUMIKA 純米大吟醸 無濾過生原酒

お酒のレヴュー

「帰る場所の温度を、一杯に」。Wagauji SUMIKAは、冬の鶴岡の静けさと家族の温かさを映した純米大吟醸。特別感のある華やかさ、フレッシュな舌ざわり、クリアな甘みが優しく包む。奥羽自慢が醸す、冬季限定・販売店限定の特別な一本。この温もりを逃したらもったいない。

香り – ふわりと華やか、上品な瑞々しさ

開栓すると、ふわりと上品ながらも華やかな香りが広がります。まるで食べごろな和梨、また南国フルーツのような瑞々しさのある、大変フルーティな香りです。

味わい – 軽快でクリアな優しさに包まれる

口に含むとすっと大変軽快。ガス感の残るシュワッとした舌触りがぴちぴちとフレッシュさを印象付けます。味わいでは、優しくて、とてもクリアな甘みが口の中にふんわりと広がります。酸味などは少なく、味わいが全体を優しく包み込むような、何とも言えない温かな佇まいを思わせてくれます。まさに「帰る場所の温度」を感じる一杯です。

余韻 – ふわりと消える、優しく仄かに

のど越しは、ふわりと消えていき、華々しい香りは仄かにゆっくりと消えていきます。まるで雪が静かに舞い降りるように、優しく余韻を残すフィニッシュです。

おすすめのペアリング

すき焼き、カニ、寒鱈、お寿司、鍋料理などの冬のごちそうはもちろん、ローストビーフ、鶏肉のクリーム煮といった洋食とも好相性。
やわらかな甘旨バランスが、料理の旨みを優しく引き立て、食卓を温かく彩ります。5℃（雪冷え）～10℃（花冷え）あたりでお飲みいただくのがおすすめ。香りの豊かさと、しなやかに流れる味わいを、この特別な時間にぜひお楽しみください。
意外なところでは、バニラアイスにこのお酒をかけて「日本酒フロート」も◎かと。クリアな甘みが、バニラの優しさを引き立て、冬の夜の特別なデザートに。大人の贅沢を、家族と共に。

奥羽自慢「Wagauji SUMIKA」の想い

冬の鶴岡には、雪が舞う静けさと、家々の灯りがつくり出す温かな景色が広がります。年末になると帰省する家族が増え、食卓を囲む声や湯気の立つ鍋の音が、このまちの日常をやさしく彩ります。
「SUMIKA（住処）」という名には、そんな”帰る場所の温度”をお酒に映したいという願いを込めました。
久しぶりに家族が揃う冬の食卓、年の瀬にふっと肩の力が抜ける瞬間、静かな灯りの下で一年を振り返るひととき――この一本が、そんな場面に寄り添う存在となれれば幸いです。
味わいは、すき焼きやカニ、寒鱈、寿司など冬のごちそうと自然に調和する、やわらかな甘旨バランスを追求しました。
ラベルは冬の光と室内のあたたかな灯りを思わせる和モダンな仕立て。角度によってきらめく質感は、雪の結晶や家の灯りを思わせ、食卓にそっと彩りを添えます。また、山形の冬を象徴する「啓翁桜（けいおうざくら）」の花びらをあしらい、鶴岡の冬景色と季節の料理をひとつにつなぎました。
冬だけの特別な「SUMIKA」を、ぜひこの季節にお楽しみください。販売店が限定された、貴重な作品となっております。あわただしい年末年始に、「帰る場所」でゆっくりとお飲みいただければと思います。

お酒のスペック

お酒のカテゴリーとタグ