彌右衛門 逸品(いっぴん)

伝統は、裏切るためにある。生もとの深さと、驚きの軽やかさが同居する『モダン・ナチュラル』。

当店のきき酒師のレヴュー

『生もと造りは、重くて飲みにくい』。もしそんな先入観をお持ちなら、この『逸品』がその常識を鮮やかに塗り替えてくれます。倍以上の時間をかけるクラシックな製法から、なぜこれほどまでに洗練された瑞々しさが生まれるのか。伝統と現代センスが交差する世界基準の『モダンナチュラル』の驚きを、今夜、あなたと分かち合いたいのです。

このお酒の味わいのポイントはコレ!

👉「穏やかな癒やしの香り」
👉「まろやかで現代的な瑞々しいやや甘口」
👉「バランス感がいいライト・ミディアム」

香り

ほのかに漂うバナナのような、フワりとやさしくフルーティな香り。伝統の生もと造りから生まれる天然の息吹は、決して派手すぎず、喜多方の豊かな自然をそのまま瓶に閉じ込めたような穏やかさ。一日の緊張をそっと解きほぐしてくれる休息の合図です。

口当たり・味わい

口に含めば、まろやかでトロんとした滑らかな質感が心地よく広がります。フレッシュで上品な甘みがフワっと咲き、生もと由来の深みがありながらも驚くほど軽やか。辛口派も甘口派も納得する、まさに“ちょうど真ん中”を射抜くモダンな完成度です。

余韻

最後は、ほんのりとしたビターな余韻が飲み口をスっと爽快に引き締めてくれます。クラシックなのに、後味は驚くほど洗練されていてクリーン。名残惜しさを微かに残しつつも、凛とした「Basic」の美学を感じる締めくくりです。

きき酒師が贈る、オススメのペアリング

生もと由来のまろやかさが味噌のコクを包み込み、後味をスッキリと整えます。

【和食なら①】銀ダラの西京焼き
薬味たっぷりでぜひ。お酒のキレが鰹の脂をさらりと流し、お米の香りが赤身の旨みを引き立てます。

【和食なら②】お出汁たっぷりのだし巻き卵
上品な甘みが卵の風味とシンクロし、お出汁の旨みをじんわり膨らませます。

【洋食なら】カマンベールチーズとナッツ
お酒のバナナ香とチーズが絶妙にマッチ。ビターな余韻がナッツの香ばしさと響き合います。

【ほかにも】喜多方市塩川地区名物・鳥モツ煮
地元の甘辛い味付けを、お酒の「ちょうどいい」ボディ感がしっかりと受け止めます。

こっそり教える「楽しみ方のエッセンス」

この『彌右衛門 逸品』。蔵元が掲げる『Simple, Natural, Basic』という言葉には、実はものすごい覚悟が詰まっているんです。
自社栽培の米を使い、飯豊山の伏流水で、蔵に棲む天然の微生物だけで醸す。通常の倍以上の時間をかけて自然と向き合う『生もと』だからこそ、この驚くほどナチュラルな瑞々しさが生まれます。まさに、余計なものを削ぎ落とした先に辿り着いた、引き算の美学。
おすすめの飲み方は、最初は10℃〜12℃(花冷え)で。バナナのような柔らかな香りと、スッキリとしたモダンな表情を楽しんでください。
そして、ゆっくりと食事を楽しみながら常温に近づいていく過程が、このお酒の真骨頂。温度が上がるにつれ、生もとならではのふくよかな旨みがジワりと顔を出し、より一層お料理に寄り添ってくれます。
あなたは今夜、この『伝統的で新しい』物語を、誰と一緒に分かち合いますか? 一日の疲れを洗い流し、毎日の食卓を豊かに彩る、まさに『一生モノ』の逸品。
喜多方の風土と蔵人の誇りとともに、最高のコンディションでお届けします。

お酒のスペック

醸造元 大和川酒造(福島県喜多方市)
酒 質 特定名称は非公開
(純米造り、生酛造り、無濾過原酒)
原材料名 喜多方産(自社栽培)山田錦(麹米)
喜多方産(自社栽培)夢の香(掛米)
精米歩合 55%(酒母のみ90%)
アルコール分 16%
容 量 1.8L、720ml
価 格 1.8L 3,520円(税込み)
720ml 1,760円(税込み)
お酒のカテゴリー
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