吾有事 純米吟醸

開栓とともにふわり。バナナのようなやさしい甘さに、マスカットを思わせるフレッシュな清々しさが重なる上品なアロマ。冷蔵庫から出したての温度でもクリアに香ります。
口当たりは柔らかく滑らか。軽快な甘みがスッと広がり、穏やかな酸が輪郭をキリッと整えて、瑞々しさも合わさり「今っぽい」ジューシーさに。小ぶりのワイングラスなら香味の立体感がより際立ちます。
のど越しは心地よく、ほのかなドライ感で清々しくフィニッシュ。爽快感のある余韻が最後に締めくくります。

香りは派手過ぎず、海の幸・山の幸にも合わせられる、スタンダードな食中酒として。またキュッと冷やしてスッキリとした味わいを楽しむも良し、熱燗で味わいの幅広さも楽しめる万能のお酒となってます。

なお「吾有事（わがうじ）」とは、曹洞宗の開祖 道元禅師の言葉です。
自分という存在と時間が一体になること。そこから、やりがいを追求することを意味し、酒造りにおいて、経過する時間や自分の存在を忘れて没頭する、という気概を込めて名付けられました。
この作品を飲まれるお客様には、時間を忘れて、このお酒のロマンに酔いしれる時を感じていただければ幸いです。

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